2015年1月12日月曜日

026_湯河原への帰省にて

実家のある小さい頃育った町に帰省してきました。


私の生まれは東京都

幼少期のほとんどを神奈川県にある
湯河原という小さな町で育ちました。

そして、高校を卒業して千葉県の浦安市に約4年間

その後、一度は湯河原に戻り、再び東京都で6年間

2012年大阪に引越して今は2年半が過ぎました。

また、昨年10月から北海道札幌市で現在生活中です。


いろんなエリアに住んでみて、関東の中で引越しして別のエリアに
住んでみてもあまり違いを気づかなかったですし、
もちろん「観点固定」もあって、現象の違いくらいしか認識できず、
背景や、地域の環境、歴史、生活文化などは
なかなか認識することができませんでした。


大阪に引越し、北海道で生活してみて、
それぞれの地域性を感じるようになりました。


そんな違いを感じて、改めて自分が育った湯河原に帰ってみて、
小さい頃から当たり前の環境だった事もあり、
気づいてない、認識してない「湯河原」がたくさんあることに気づきました。

また、そこで育った私に、あらゆる影響を与えていることも
たくさんあるなと思いました。


認識が変わると、同じ景色も違って観えて来ます。


少しだけ紹介させて頂きますと、
湯河原は、海も山も河もあり、自然が生活に密着しています。


とにかく平地が少なく、坂や階段が多く、
町から出たり、町の中でも隣の地域へ行くには
坂や階段を通らないと行けないような地形です。


小さい頃、車ももちろんないと不便な地域ですが、
自転車よりも歩く機会が多く、日常的に運動しているようなもので
私の健康のベースはこの湯河原の地形によって創られたのかもしれません。


何か悩んだり、落ち込んだりした時には、
よく海を見に行きました。
歩いて10分程ですぐ海があり、私は小さい頃から海が好きでした。

テトラポットで海をずっと見ていたり、
高台に上って町並みを見下ろしたり、
今でも、景色をボーっと眺めていると不思議と心が落ち着きます。


なかなかのんびり帰省する時間もなく、
久しぶりに帰ってきましたが、湯河原に帰ってくると
時間がゆっくり流れているように感じます。


ただ、こんなに和やかな湯河原でも、
抱える問題はたくさんあります。

小学校の先生から現在教育委員に携わっている恩師を尋ね、
いろんな地域のお話を聞かせて頂きました。


少子高齢化で子供の数が少なく、
こども会という地域別の行事や活動の運営ができなくなっています。

いじめや家庭環境による不登校の生徒も数が減りません。


子育てに対して、友達づきあい、
先生と生徒や先生と保護者の関係など、
人間関係による問題が多いのは、どの地域でも同じだと思いました。



実家に帰れば甥っ子2人が出迎えてくれます。
お正月に遊びに来てた姪っ子のお手紙を受け取りました。


子供たちは本当に素直に伸び伸びと成長しています。
ですが、同時に私たちが子供の頃には感じなかった問題にも直面しているでしょう。


子供たちの未来のためにも、人と人が信頼で関係を結び、
それぞれの個性、可能性を思い切り、
思う存分に広げていける社会を残したいと思います。



大人が変わる時。


人間が変わる時。


ベースの教育を根底から覆す教育を始める時。


そんな事を思った湯河原での2日間でした。













認識が世界を変える!
Schritt für Schritt


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