2014年7月8日火曜日

017_日本と韓国の文化

今、韓国で新しい教育プログラムを受ける為、滞在しています。
プログラムが始まって13日目に突入します。
45日間のプログラムになるのですが、早くも4分の1が過ぎたところです。
毎日が新しい発見と気づきの連続で、充実した毎日を送らせて頂いています。


今日は日本と韓国の文化の違いについて書いてみたいと思います。


お隣の国で、見た目の顔は似ていますが、
築いて来た文化は全く異なります。

ただ、共通して言えることはどちらも、
“独自の文化を築いてきた”という事です。

ただ、築いてきた背景は異なります。

日本は島国だった為、他の民族や国の文化に触れる機会、
出会う機会が少なく、その環境によって育まれて来たと言えます。

一方韓国の文化は、大陸続きだった為に、
お隣の中国との戦いを1000回以上経験し、
自分たちの文化を守り抜いきて来た文化なのです。


この違いでどんな違いが生まれると思いますか?


限られた土地の中で、争いをしたら居場所がなくなってしまう。
そんな不安から生まれているとも言える「建前」も
日本を代表する文化のひとつです。

他の国が攻めてくる心配がなかった時代が長く続き、
生きることへの不安が少なかった分、
本質的な質問を考える余裕があったり、
自然を愉しむ心ができたり、そういった精神性を育てていくことができたのでしょう。


世界では大陸が続いている中で境界線を創り、
領土を広げる為、境界線を広げる為に多くの戦いが生じました。

今日生きていても明日も生きている確証がない中、
常に隣の動きを意識し、初めて出会う相手が敵なのか、味方なのか、
そんな不安の中で生きていたら、物思いにふける暇はありません。

韓国では、教育の影響ももちろんあると思いますが、
自分たちの民族意識、そこに対するプライド、誇りを強く持っています。
その背景には、守り抜いきてた自負心と自信感があることから
民族への団結、結束も生まれているのだと思います。


逆に日本は韓国のような民族意識や国家意識をほとんど持っていません。

でも、かつて帝国主義の日本として、
天皇を中心とした国家観を掲げ、実践していた時代があります。


戦後、アメリカ主導の国家創りで発展して来た日本。
これから日本はどこに向かっていくべきなのか。
世界にとってどんな役割を果たすことができるのか。


私は日本と韓国という関係ないようで、とても関係の深いこの両国が、
世界に対して果たせる役割は大きいと思っています。
その背景には、世界の近代史にあります。
私もその歴史を知るまでは、日本と韓国とはあまり関係があるように
思えませんでしたが、知れば知る程、日本人としてしるべき内容だと実感しています。


新しい未来、境界線のない世界の為にも
Challengeして実現していきたいと思います。







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