2015年3月29日日曜日

036_【日韓】戦争記念館から知った “韓国の悲しみ”

ソウル特別市内にある戦争記念館。
こちらを訪れたのは2013年の3月でした。


日本人は歴史を知らないと言われがちですが、
私もその1人でした。


韓国というお隣の国にも関わらず、韓国に対して関心がなく、
本当に何も知らなかったんだと、それすら自覚がないくらい、
知らない事に対して、問題意識もないような状態でした。


戦争記念館は、朝鮮戦争について、
その歴史的経緯や資料などが展示してある記念館です。



朝鮮戦争が起きたのは1950年6月25日~1953年7月27日という
僅か3年もの間で、北側である北朝鮮と、南側である韓国の
南北を分断している国境が目まぐるしく変わるという悲劇的な戦争です。


同じ民族でありながら、お互いが殺し合い、
昨日まで味方だった仲間が今日の敵になり、
誰も信用できないような状況の中での戦い。

これ程、悲しい事はありません。


そして、この戦争が起こった事に、日本が関係している事を知ったのです。



1945年8月15日。

日本は戦争に負けました。
その時、統治していた朝鮮半島は、38度線によって南北を分断されました。


朝鮮半島は日本だったので、この南北分断が日本列島分断でも
おかしくなかったと言うことができます。


例えば、日本列島を名古屋~富山間を境に
東西が分断されていたとしたらどうでしょう。


分断されてもう二度と離れ離れになった人と会えなかったとしたら...



それが実際、朝鮮半島で起こっているのです。

離散家族は現在1,000万人にのぼるとも言われています。



またこの戦争が、ロシア、中国を中心とした「共産主義」と
アメリカ、ヨーロッパを中心とした「民主主義」の戦いであった事を知りました。


世界の縮図が朝鮮半島という小さな半島を舞台に、繰り広げられていたのです。



いろんなショックがありました。



さらにショックだったのが、1953年7月27日は、
朝鮮戦争が「終わった日」ではなく、「休戦した日」であるという事です。


今もなお、戦争が終わっていない。

それもお隣である韓国という国で。

そして、それは日本が全く関係ないものではない。



私は本当に何も知りませんでした。

でも、この機会に知る事ができたので、
韓国や北朝鮮に対して、観方が変わる事になりました。


知らなかった日本の方は、これを機に関心を持って頂けたら嬉しいです。



入口にある兄弟の像。

1950.6.25~1953.7.27の国境の移り変わり
目まぐるしく変わる国境線
世界の縮図として戦われた朝鮮戦争








認識が世界を変える!
Schritt für Schritt


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