2015年5月5日火曜日

040_自分の理解の先に相手の理解

「自分の理解の先に相手の理解がある」


自己啓発の本やセミナーで聞く言葉ですが、
それが実感として理解できました。


近頃、いろんな方とお話させてもらう中で感じたことです。

人は生まれてから生きていく中で、育つ環境が人それぞれ異なります。
それは、言うまでもなく、誰でも理解していることです。

でも、育つ環境が違った時に、どんな違いが出るかを
なんとなく感じてても、明確に理解している人は少ないかもしれません。


その違いをコミュニケーションの観点で表現するとしたら、

『物事の受け取り方』

『物事の表現の仕方』

この2つで整理できるのではないでしょうか。


同じ映画を観ても、感想は10人十色。
10人分のStoryが上映されていると言うこともできます。

また例えば、「褒められる」こと1つ取ってみても、
それを『喜ぶ』人もいれば、『悲しむ』人もいるわけです。

「褒められる」ことが絶対いいことで、みんなが『喜ぶ』だと思いますか?


これらは『受け取り方』の違いです。


『表現の仕方』この違いは、私の経験談でお話してみたいと思います。

私は『受け取り方』を先に認識しました。
人は目の前に同じ出来事と出会っても、
感じること、思うことが違うんだなと理解しました。

でも、受け取り方は違っても、思ったことを表現する仕方は
違いがあるとすら考えもしていませんでした。


私は思ったことを表現しようとトレーニングしていたところもあり、
できるだけ、そのままを表現しようとしていたので、
使う言葉が思っていることでした。

なので「言葉」を信じていましたし、
言ってみれば「言葉」のImageは自分のImageを使って理解していました。


でも、人によっては思っていることと真逆の言葉を使って表現する人もいます。
恥ずかしいとか、本音を言いたくないとか理由は様々です。

「言葉」だけを信じる私にとっては、「言っていること」が全てなので、
「言っていること」がコロコロ変わったり、つじつまが合わなくなると
混乱し、「相手を理解したいのに、理解できない。」という結論に行き着きます。

その頃、私がよく使ってた言葉が
「あの時、そう言ってたじゃん!」でした。


これではいつまでも相手と解り合うことができません。

私は自分が思ったことをそのまま表現することが前提だったので、
それをみんなそうだと思ってたんですね。
言ってみれば、それも私の『表現の仕方』に過ぎないのです。


相手を理解したい、解り合いたい。
多くの人はそう思っていても、うまくいきません。
まずは、自分の『受け取り方』『表現の仕方』を知ることから
始めてみてはいかがでしょうか。


繋がった1本の紐のように、自分の理解の先に相手の理解が続いています。
自分の理解をせずに相手を理解することはできないんですね。


相手と理解し合うその感動を皆さんも味わってください。








認識が世界を変える!
Schritt für Schritt


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